会社経営は、
「正解を探すこと」ではなく、
「何を守るかを決め続けること」だと、私は考えています。

時代や環境は、常に変化します。
市場も、技術も、価値観も、想像以上の速度で更新されていきます。
その中で、目先の正解や流行を追い続けることは、
必ずしも会社を強くするとは限りません。

利益は、もちろん大切です。
しかしそれは目的ではなく、
価値を生み続けた先に、自然と積み重なっていくものだと考えています。

私たちが本当に向き合うべきなのは、
「どんな価値を、どれだけの時間、提供し続けられるか」です。

Bancor株式会社が守りたいのは、
人の尊厳。
現場の健全さ。
そして、時代や環境が変わっても、
形を変えながら機能し続ける仕組みです。

短期的な成長や、一時的な評価を追えば、
数字は一時的に伸びるかもしれません。
しかし、その裏で人が疲弊し、
現場が歪み、
仕組みが壊れてしまえば、
その成長は長く続きません。

だから私たちは、
壊れない選択を、
圧倒的な覚悟をもって積み重ね続けることを重視しています。

それは、慎重であるということではありません。
むしろ、長期で価値を生み続けるための、
極めて意志の強い選択だと考えています。

私たちは、
選び抜いた領域に、意思と資源を集中させていきます。

そうすることで、
価値は深まり、
信頼は積み上がり、
結果として、次の成長へと自然につながっていく。

Bancor株式会社は、
流行や一時的な評価に左右される会社ではなく、
使う人・関わる人にとって、安心して任せられる存在でありたいと考えています。

目立つ会社である必要はありません。
誇張や過度な演出で評価を得るつもりもありません。

静かであっても、
確かに機能し、
確実に価値を提供し続ける。

信頼を積み上げ続ける会社であること。
それが、Bancor株式会社の揺るがない基準です。

私たちは、
人や企業、社会が
安心して使い続けられる「インフラ」を、
進化させながらつくり続けます。

それは、
無くなれば困るもの。
しかし、意識されすぎることはないもの。

気づけば、
生活や仕事の中に自然に溶け込み、
知らないうちにアップデートされている。

そんな存在でありたいと考えています。

Bancor株式会社は、
急成長よりも、持続的な進化を。
派手さよりも、圧倒的な信頼を。

関わるすべての人が、
無理をせず、誇りを持ち、
次の挑戦へと進み続けられる環境と仕組みをつくること。

それこそが、
私たちが経営を通じて果たすべき責任だと考えています。

私たちは、これからも歩みを止めません。
完成を目指すのではなく、
常に問い、常に磨き、
価値を更新し続けます。

Bancor株式会社
代表取締役　山口龍成

「全世界80億人のためのインフラを。」